2006年4月2日

ベルリンのノイケルン地区にある学校で、教師が生徒の暴力や授業妨害にたえかねて、文部省に対して「このままでは正常な授業が続けられない」としてSOSを発していましたが、ベルリン市の教育大臣に情報があがっておらず、今週ベルリンの新聞が伝えて初めて問題が公になりました。今週ベルリン市は警察官を派遣して、生徒がナイフなど凶器を持っていないかどうか、検査をするという異常事態。アメリカの一部の学校では20年前に起きていた事態ですが、ドイツでもとうとう似たような状況になってきました。この学校ではトルコ人やアラブ系市民の子どもなど、外国人が生徒の80%を占めています。ドイツ社会が外国人の統合を効果的に行ってこなかったことのつけが出ているような気がします。